仲間を大切にする輪が
成長を加速させる
【啓仁会(高卒採用)】

どんなに輝き活躍している人にも、社会人一年生の時期があります。
そのような人たちに共通しているのは
良い若手時代を過ごしてきたということ。

何事もスタートダッシュが肝心。
環境が整っているほど、芽は出やすくなることは間違いありません。

働き始めた最初の頃に、しっかりとした教育を受け先輩たちが成長をサポートしてくれる環境にいた人の多くは、30代や40代になっても成長を持続していきます。

静岡県伊東市は、温泉やビーチ、海の幸で有名なところ。

その中心部ともいえる伊東駅の裏側すぐのところに、医療法人啓仁会 介護老人保健施設いとうの杜があります。

啓仁会は、関東・東海・東北地方で
病院6施設、介護老人保険施設を5施設、
診療所2施設ほか、各種医療介護領域でのサービスを展開しています。

大きな特徴は、地域内の医療と介護を一体化させていること。
そして、働く人を大切にすること。

たとえば、育休や産休などライフステージの変化にやさしい働き方を職員に提供するとともに、資格取得のサポートや新人教育にも力を入れています。

それでは早速、啓仁会で働く人たちと会いにいとうの杜へ行ってみましょう。

出迎えてくれたのは、介護職員の小川さんと草野さん。

聞けば、お二人とも今年の春に高校を卒業して、4月からいとうの杜で介護士として働き始めたそうです。

まず、物静かな中にも、時折見せる笑顔がとてもキュートな小川さんに話を伺いました。

伊東から少し南側にある熱川の出身という小川さん。

実家への負担を考えて、進学よりも就職する道を選んだそうです。

世の中にはたくさんの職業がありますが、どうして介護の道を選んだのでしょうか。

「高校一年生の時に、担任の先生から介護職が向いているのではないかと、言われたことがきっかけです」

以来、小川さんは介護の仕事を意識し始めました。

「いろいろ調べていくうちに、高校三年生の頃にはすでに介護職が憧れの職業になっていました。もちろん、就職先も介護士だけで探しました」

高校生の就職活動は、主に求人票が用いられ、担任の先生(もしくは担当の先生)と相談しながら決めていきます。
小川さんの高校も、その手法を取っていました。

「いとうの杜と出会ったのは、求人票があったからです。決め手になったのは、見学に来た時にとても雰囲気が良いと思ったから」

「利用者様への接し方はもちろん、チーム内での空気が最も良く、私もここで働きたいと感じました」

スタッフ同士、そして何よりも利用者との関係性。
温かく包み込むような、いとうの杜ならではの雰囲気に小川さんは魅了されたのでした。

実際に働き始めてみると、覚えることはたくさんありました。

特に小川さんは普通科を卒業したため、介護の技術も知識も、ゼロからのスタート。
基本中の基本から習得していくことになったそうです。

「いまも研修中です。先輩たちが付いてひとつずつ教えてくれるので同じ失敗をしないように、きちんとメモして家で復習する日々です」

「思っていたよりも、肉体的にも精神的にもハードな仕事でしたが、利用者様から『ありがとう』と言われる度にこの仕事を選んでよかったとがんばる気持ちが生まれています」

今後の課題は何ですか?と聞くと
「より安心してもらえる身体的介護を身に付けたい」と答えてくれた小川さん。

研修を重ねて確実にレベルアップをしているものの、できること・分かることが増えていくたびにむしろ、周囲の先輩たちのレベルの差を痛感しているようです。

「一人前を目指すという段階ですから、すべてが課題です」

「おむつ交換ひとつ取っても、上手な先輩とは雲泥の差。
でも、少しずつでも前進していると感じられたときは、うれしいです」

いとうの杜を訪問した7月上旬は、すでに研修の終盤戦。

がんばりを継続する中で発見したことについて、小川さんに聞いてみました。

「以前から、私には無意識で棒読み口調になってしまう癖がありました。
高校生まではひとつの個性として周囲も認識してくれましたが、介護の仕事に就くと話は別です」

「どうすれば自然な良い笑顔になれるのかを考えて気付いたのは、誰にでも平等にやさしい口調で話しかけることでした」

やさしさは、すべての源。

心のこもった介護をするために必要ということはもちろん、やさしくあろうとするほどに、知識や経験が必要になります。

まさしく、自分が成長するためのタネのようなもの。
介護の原点に、小川さんは気付いていました。

まだ就業して間もないからこそ気付くこともあるかもしれないと、介護の仕事をする上で必要な素質について小川さんに質問しました。

「私自身もまだ研修中の身なので、間違えているかもしれませんが…」

「利用者様にやさしくできる人とメンタルが強い人が向いていると思います」

「ありがとう」という言葉をもらえるということは、逆にお叱りを受けることもあるということ。

でも、介護の現場では、そこでくよくよしている時間はありません。
切り替えて、次こそは失敗しないという気の持ち方が大切です。

「現在、感染症や食中毒のことを勉強しています。
覚えることが次々と出てきますが、これをきちんとマスターしたら、より良い介護ができるのだと、むしろやりがいになっています」

勉強に対しての心構えが社会人になって変わりましたと話す小川さん。
目指している一人前の介護士としてご活躍される日をreposiru一同、心待ちにしています。

 

続いてお話を伺ったのは、明るく快活な草野さん。
熱海高校の福祉科を卒業して、いとうの杜に就職しました。

福祉科卒ということは、中学3年生の頃にはすでに介護などの領域に興味があったということ。

一体、いつどのように介護に興味を持ったのでしょうか。

「お爺ちゃん子、お婆ちゃん子ということが原点です」

「祖父母が歳をとって生活が大変になってきたときに、ちゃんと対応できる知識を身につけたい。
そう考え、将来は介護士になれる福祉課に進学し、ボランティア部に入って社会人になる準備をしてきました」

中学校や高校で、何かの活動の際には班長になることが多かったという草野さん。

クラスに馴染めない同級生のフォローを自然とするなど元から、介護士になる素養が備わっていたようです。


福祉科のある高校には、介護士の求人票がたくさんくるとのこと。

それでは、草野さんはたくさんある就職先からどうしていとうの杜を選んだのでしょうか。

「気になるところはすべて見学をさせてもらい、最終的にふたつの候補に絞り込みました」

「両方とも、介護士として活躍できそうな環境があり、新人教育にも力を入れているところだったので迷いましたが最終的には、通勤環境が良い、いとうの杜を選びました」

聞けば、もうひとつの候補だった施設は、山の中にあり車での通勤という選択肢しかない場所。

もし公共交通機関と徒歩で通勤をすると、時間帯によっては街灯が少なくて危険を感じる通勤路だったそうです。

対して、いとうの杜は地域で一番大きな伊東駅から徒歩数分。
公共機関を使った通勤も選ぶことができ、心配事が少なかったというのが理由でした。

それでは、働き始めて感じたことはどのようなことでしょうか。

「よく介護職は辛くて大変みたいなイメージを持たれますが、それだけが事実ではありません。
私は楽しく充実しています」

「実際に働いてみると、やりたいことがどんどん広がっている状態。
最近は、とある認知症のご利用者様が、私のことを次の日も覚えていてくれていることに感動しました」

クラブ活動や学校からの見学を通して、介護の仕事をずっと見てきた草野さん。

就職して気付いたのは、何よりも楽しさだったそうです。

それでは仕事をどのように覚えていっているのでしょう。

「まだ先輩の後ろを着いて回っている感じです。気付いたことはメモを取り、家に帰って復習しています」

「当面の課題は、ご利用者様が『新人さんはイヤだ』と不安がられることをどのようにクリアしていくか」

「会話を重ね、信頼していただき、介護をさせていただけると、なんとも言えないうれしい気持ちになります」

誰しも最初は新人。

先輩たちも、信頼を積み重ねてケアを任せていただけるようになり、今の姿になっているということを草野さんは理解しているようです。

そんな草野さんのやりがいは、たくさんの笑顔と出会うこと。
この笑顔と出会うために今日があり、明日があるとのことです。

それでは、苦労したことは何でしょうか。

「まだ新人なので、対応の幅が少ないと感じます」

「たとえば、何度も同じ話をされたり、話が通じなかったりすると頭の中で考えてしまって、会話が途切れてしまうことも」

「そんな時は先輩がフォローしてくれますが、さすがです。早く私も、そのレベルになりたいです」

仕事には慣れてきましたか?と聞くと、「いえ、まだまだです」と照れ笑いをする草野さんですが、どことなく成功体験を積み始めている印象があります。

何か仕事をする上で、気付いたことがあるかを尋ねてみました。

「研修を受け始めてしばらくしてから、1日の準備をきちんとすることでその日の学びの量が変わると気付きました」

「準備して余裕があると、何かあっても対応しやすくなりますし、ご利用者様が何を考えているか察する努力もできます」

「そのために必要なことは目を見て話すことと、話しかけやすい雰囲気作りをすることが重要ではないかと考えています」

些細な気配りができるようになりたいと願う草野さんは自らで成長のヒントを得て、実践していく中でしっかりと介護士への道を歩んでいました。

それでは、草野さんから見た、いとうの杜の良さは何でしょうか?

「なんといっても人間関係が良いと思います」

「先輩方はみなさん、互いをサポートしあって、まわりを思いやっています。
私も早く一人前になり、一緒に働けるようになりたいとがんばる日々です」

思いやりと笑顔、そしてより良い介護を目指してがんばる人たち。

高校を卒業して間もない草野さんが、やりがいを持って明るくがんばっている姿に、いとうの杜の明るい未来を見ることができました。

 

三人目に登場いただいたのは、小川さんと草野さんの先輩にあたる介護福祉士の花田さん。
明るくテンポの良い会話がとても印象的な方です。

実際に「仕事をしていく中でうれしかったことは?」という質問にも、
「冗談を言ってご利用者様が笑ってくれること」と答えてくれるほど。

一体、どのような経歴をお持ちなのでしょうか。

「東伊豆出身なのですが、多くの地域の若者と同じく私も就職の時に東京に出て行きました。

複数店舗のコンビニを経営する会社に就職しましたが、地元に残した母の周りの親戚が高齢のため亡くなり、いよいよ一人になってしまうということで地元の稲取に帰ることにしました」

帰省して始めたのが介護の仕事。
最初は東伊豆の特養で4年、同一法人のデイサービスで3年働いたそうです。

それでは、なぜ、いとうの杜に転職することにしたのでしょうか。

「地元の先輩が働いていて声をかけてもらいました」

「ちょうど、キャリアの幅を広げるために転職を考えていた時期。
啓仁会は大きなグループですし、研修や資格取得サポートも魅力的。介護のレベルアップもできると考えて転職しました」

新しい環境で仕事を始めて気付いたのは、いとうの杜では利用者としっかりとふれ合えるということ。

そんな話をしている時に、後ろを利用者が通りかかりました。

「こんにちは!今日はとても元気そうですね!」と花田さん。

その明るく張りのある声を聞いた利用者もまた「元気よ!今日は調子がいいの!」というお返事。

いつもこんな感じですか?と花田さんに聞いてみました。

「耳が遠い人もおられますし、気分を良くしていただくためにも、元気に明るく話しかけるということを常に意識しています」

「また、目線をきっちり合わせつつ、下から話しかけることもマイルールにしています」

何よりも利用者のことを第一に考え、良いと思うことはどんどんやっていくという花田さん。

経験者とはいえ、初めての老健での仕事はどう覚えていったのでしょうか。

「懐の深い、技術も知識も経験値が高い先輩方が介護士や看護師を問わず、周囲にたくさんいます」

「とにかく積極的に一緒に行動させてもらい、たくさんのことを学ばせてもらいました」

いとうの杜での介護の仕方や、細かい注意点など数え切れないほどアドバイスをもらってきたと話す花田さん。

その経験を、後輩たちに伝えていきたいと語ってくれました。

いとうの杜の良いところがたくさん出てくるのであえて、苦労したことを聞いてみました。

「この規模の老健の宿命かもしれませんが入所と退所が多いことです」

「お名前、ご家族の考え方、ご利用者様のご希望などすべてを一から覚えていくわけで、これは大変かもしれません」

それ以外は、特に苦労はないと話す花田さん。

続いて、いとうの杜で働くことに向いている人物像について伺いました。

「元気が自慢の方、やる気がみなぎっている方です」

「せっかく素晴らしい先輩方からたくさんのことを学べますので、スポンジのように吸収できる人だと、幸せな職場環境だと思います」

「また、根気のある方や対人スキルに自信のある方も活躍できるシーンはたくさんあると思います」

それぞれの得意なところを掛け合わせることでチームになる。
職員一丸となり、利用している方々が笑顔になれるケアを提供していく。

花田さんは後輩と接する時にきっちりと理由付けして、説明することを心がけているそうです。

最後に、いとうの杜で働く介護職だから得られる経験について伺いました。

「ここに入所されるような方は人生の先輩であり、地域の生き字引のような方」

「その話を聞くだけでも勉強になることがいっぱいです。
特攻隊の生き残りの方から戦争のことを聞いては考え、昔の伊東の文化について聞いては、地域に想いを馳せる」

「こんな仕事、他にはないのではないでしょうか」

施設の後ろにはきれいな山並みが広がり、眼前には相模湾の海。
豊かな自然と歴史がもたらす食や温泉の数々。

一般旅行者には、観光地という印象が強い伊東ですが、地域の中に入ってみると、あらゆる年齢層の人たちが地に足をつけてくらしている姿を目にします。

中でも、いとうの杜は地域のお年寄りが安心してくらすための施設として、街に必要な存在のひとつ。

そこでは、新人もベテランも、いきいきと働き、利用する方々と職員の心が通い合う介護が行われていました。


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