みんなの“幸せの象徴”となる場所を目指して
【特別養護老人ホームマイホームはるみ】
仕事をするうえでの幸せとはなんでしょうか?
幸せの定義は人それぞれですが、仕事で幸せを感じることができているということは、有意義に働いているということ。
特別養護老人ホーム“マイホームはるみ”には、仕事を通して成長を実感し、幸せを感じながら働いている人達がいます。
爽やかな潮風が吹く月島エリア。
月島駅から橋を渡り8分ほど歩いたところに、特別養護老人ホーム“マイホームはるみ”はあります。
同じ敷地内には、中学校と保育園を備え、特養としては珍しい複合型施設には、風に乗って明るく元気な子どもたちの笑い声も届きます。
「終の住処」
介護施設において、特別養護老人ホームは、その役割を担っています。
だからというわけではないですが、どこか閉鎖的なイメージを持ってしまう方もいるのではないかと思います。
“マイホームはるみ”が目指しているのは、地域を含めた共創・共生。
マイホームはるみに関わる全ての人が、人との関わりを大切にしながら、共により良く成長していける“幸せな場所”を目指しています。
今回はこのマイホームはるみで、介護職・看護職として一緒にこれからの施設の未来を創っていく人を募集します。
東京都中央区。
区民のみが入居できるマイホームはるみは、これまで東京の食を支えてきた築地が近いこともあり、仲買人や地元で店舗を構えていた方などが多いのも特徴。
「きっぷが良くて、物事をはっきり言う。そして少し頑固。いわゆる江戸っ子気質な方もいらっしゃいます」
と話すのは5年前の立ち上げ当時から看護師として働く山口さん。
山口さんの看護師としてのキャリアは25年以上。
病院勤務、介護老人保健施設で経験を積んできましたが、看護師になったときから、「最後は高齢者福祉の現場に行きたい」と思っていたのだとか。
「高齢者の看護は、これまでの看護経験が活かせるだけでなく、自分が試される現場でもあります」
「特にここではお看取りもしているので、入居者様とそのご家族に対して誠実であること」
「そしてプロとしてのお声がけが欠かせません。スキルだけでなく精神的にも一番成長できる場所でもあると感じています」
「私、ここで仕事をするようになってから、優しくなれた気がするんですよ(笑)。本当にこの仕事が天職だと思います」
「以前までは、看護技術と判断力が高いほど良い看護師であると考えていましたが、今は違います」
「相手に寄り添える姿勢があって、傾聴ができること。その大切さに気づかせてくれたのも、高齢者福祉の現場での経験があったからだと思うんです」
自信を持って「天職」と言える。それって、本当に素敵なことですね。
「ここに来る前は、足元に不安がある入居者様が立ち上がろうとしていれば、『危ないから座ってください』と声をかけていました」
「でも、それって職員の都合であり、職員目線ですよね」
「今は、なぜ立ち上がろうとするのかを考えたり、一緒に立って、転びそうになったら私が支えれば良いと、入居者様の立場になって考えられるようになりました」
自分が優しくなれているのが嬉しく、気持ちが良いと語る山口さん。
「優しくするって、気持ちに余裕がないとできないことなんですよ」
「入居者の皆さんだけでなく、介護、看護、専門職などの職員も一緒に家族のように一体になっています」
職員同士の連携がスムーズだからこそ、気持ちにも余裕が生まれるのだろう。
とはいえ、様々な職種が働く職場で連携を取ることは難しい部分もあるのでは?
「もちろん最初からスムーズに連携が取れていたわけではありません」
「一般的に看護職は、介護職の方から見ると近寄りがたい雰囲気もあると思うんです」
「だから私は管理職になって、最初に看護と介護の垣根をなくすことを考えました」
看護と介護の垣根をなくす。
「まずは環境から変えたんです」
「看護室のパーテーションを全てなくし、看護職員の顔が見えるようにすることで、介護職員が部屋に入りやすくなるようにしたり、看護課の理念をハートやピンク色を使って親しみやすさを演出したり」
「理念ってそのまま書くとどこか近寄りがたい雰囲気になってしまうこともありますよね」
言葉で連携を図ろうとしても、お互いが思っていることは伝わりにくい。
だから言葉ではなく、環境から変える。
環境が変わったことで、自然と関係も変わっていった。
「環境を変えてから少しずつ、介護職の方も看護室に来てくれるようになって」
「今では看護室で介護職員が休憩したりすることもあるんです」
「休憩中の雑談の中で、いつも入居者様と密に接している介護職員だから持っている情報を聞けたりすることもあるんですよ」
看護と介護の垣根がなくなったことで、他の職種の職員にもその雰囲気が伝わり、施設全体に拡がっていく。
マイホームはるみは特別養護老人ホームでありながら、医師が常駐し、理学療法士、言語聴覚士も在籍している。
入居者様の体調に変化があったときにも、すぐに医師に相談ができるので、経験が浅い人やブランクがある人にも心強い環境だという。
「マンツーマンで業務を教えていく『プリセプター制度』があり、約1年かけてじっくりと業務を覚えていけるので、高齢者福祉の経験がない人でも安心して飛び込めると思います」
「実際、看護師になって間もない人から、10年くらいブランクがあった人まで、バリバリに活躍しているんです!」
「これまでは、多職種連携の仕組みを作り上げてきた期間。これから新しく来てくれる方には、これまでの経験をどんどん発信してほしいですね」
「介護士もプリセプター制度があるので、安心して働けますよ」
と話してくれたのは、介護士として働いている長山さん。
社会福祉士を目指していた長山さんが、
資格だけではなく介護現場に飛び込んだきっかけは大学の恩師のひと言だったといいます。
「現場を知っておくことは、将来必ず役立つ」と言われ、マイホームはるみの立ち上げのタイミングである5年前に沖縄から上京。
新卒で入職しました。
大学で福祉を学んでいたこともあり、介護の仕事の流れは知っていた長山さん。
初めて体験する現場は想像と違ったのでしょうか?
「施設ごとに業務の流れや、方法は違うと思っていたので、ゼロからの気持ちで先輩のやり方を学んでいきました」
「たとえば、おむつ替えの方法は、人によってもやり方が違います」
「10年目の先輩に “簡単におむつ替えをする方法”を教えてもらった時には、『こんな方法もあるのか!』と驚きました」
「今は教える立場になりましたが、どの方法が正しいというのではなくて、先輩のやり方を学んだ上で、自分なりにやりやすい方法を見つけることが大切だと伝えています」
介護士は入居者様との関わりが多くなる仕事。だからこそ、ある質問をぶつけてみた。
“入居者様さんと打ち解けるのに苦労したことは?”
「うーん。・・・ないですね」
あっさりとお答えいただきましたが、本当に?
「皆さん良い方ばかりなんですよ」
「それと私の顔立ちを見て、この辺の人ではないことが分かるみたいで『どこ出身なの?』って聞かれることから会話が始まることが多いんです(笑)」
入居者様に顔と名前を覚えてもらうのが大変という介護士もいる中、
長山さんは出身地である沖縄の話で盛り上がり、記憶にもしっかり残るのだという。
「心がけているのは、目線を合わせて話をすること」
目線を合わせる?
「お休みの日に出かけた場所のこととか、プライベートなこともお話したりする中で、ご入居者様とはほとんど家族のような関係になっていくんです」
とはいえ、なかなかすぐに打ち解けられない人もいるはず。
対応に困ることはないのだろうか。
「誰だって気持ちが乗らない日はありますし、話しかけて欲しくないのだろうなと感じた時には、そっとしておくことも大事だと思っています」
「次の日にまた話かけたり、別の職員から声をかけてみたり、根気よく対話を重ねていますね」
入居者様の状況や気分を察知し、関わり方を変化させていく。
入居者様ではなく人として、興味を持って関わっていくことが大事なのだ。
5年目を迎え、長山さんは主任となった。
マイホームはるみでの5年間の経験を振り返るとき、どんなことを思うのだろう。
「現場を知らず、大学を出てそのまま社会福祉士になっていたら、きっと座学の知識だけで仕事をしてしまっていたと思うんです」
「現場を知っているからこそ、こうした方が良いというのも分かるので、恩師の“現場を知ることの大切さ”を信じて本当に良かったと思います」
「介護の仕事って、マイナスの面ばかりが伝わっている気がします」
「もちろん大変なこともありますが、入居者様と交流したり、喜んでもらえたときに『ありがとう』や『あなたがいてくれて良かった』と言われると、大変だったことが吹っ飛ぶぐらい嬉しいんです」
「私はこの仕事がすごく楽しいと思いますし、そういうプラスの面も伝わって、介護の仕事をやりたいと思う人が増えたらいいなと思っているんです」
5年目を迎え、スタッフの体制も成熟してきたマイホームはるみ。
今年4月から施設長になった染谷さんに、客観的に見たこの施設の印象を聞いてみた。
「保育園、中学校が敷地内にあり、子どもたちと頻繁に触れ合える環境なのは本当に恵まれていると感じます」
「子どもたちが来ると、入居者様も自然と笑顔になりますよね。私たちでも見たことがないような一番の笑顔を子どもたちが引き出してくれるのです」
「私たちも癒やされますし、施設全体の雰囲気を明るくしてくれる大きなメリットだと思いますね」
「看護師、介護士、管理栄養士、理学療法士、言語聴覚士と他職種のスペシャリストが集まっているのも本施設の強みです」
先ほど、山口さんから医師もいらっしゃるとお聞きしたのですが。
「特養では珍しいと思うんですが、当施設には常勤医師を配置しています」
「常勤医師がいることは看護師のプレッシャーやストレス緩和にも繋がりますし、夜間にも看護師がいる体制になっているので、介護士にとっても安心感があると思います」
常勤医師の存在は、利用者にとってのメリットであることはもちろん、看護師や介護士を含めた現場スタッフの精神的な支えになっているのだろう。
「多職種が特別養護老人ホームで一緒に仕事ができる環境が整っている所は決して多くはありません」
「この環境をフルに生かして、お互いの職種を理解し、学びながらより広い知識を得て欲しい」
「スキルだけでなく人として成長し、どこに行っても活躍できる人材になってほしいですね」
マイホームはるみの開設以来のビジョンは“私らしく安心して暮らせる家”。
山口さんや長山さんのお話を聞いて、そのビジョン通りの場所になっていると感じる。
「5年を経過し、私たちはそのビジョンをもう一歩進めたいと考えているところです」
「“私らしく安心して暮らせる家”は、主に入居者様の目線から掲げたビジョンでしたが、地域住民や学校、職員、入居者、ご家族、ボランティアの皆様などより広い範囲まで範囲を広げたいと考えたのです」
「新ビジョンは“共創・共育・共美・共生 特養の象徴”」
「施設関係者だけでなく、地域住民、学校関係者と一緒にサービスや人材を創り、育ててもらい、調和を持って生きていきたいという願いを込めました」
「私は、楽ができれば幸せなのではなく、“スキルや人としての成長が幸せに繋がる”と思っています」
「クオリティの高い介護を提供するのはもちろん、マイホームはるみに関わる全ての人が、人との関わりを大切にしながら、共により良く成長していける“幸せな場所”にしたいですね」
4月に着任した当時、職員の若さとエネルギーを感じたという染谷さん。
スタッフの伸びしろと成長に期待すると共に、「みんなを幸せにしたい」という気持ちを強くしたといいます。
具体的なアクションは、職員と一緒になってこれから決めていくという。
「新しいビジョンを実行するためには、どうしていくべきか」は、
トップダウンではなく、職員と対話を重ねながら未来に向けて育っていこうとしている。
様々な職種の職員が複合的に入居者やご家族、地域と関わっていくことで、職員も成長することができる。その先に“特養の象徴”としての姿が見えてくるのだろう。
仕事は人を成長させる。
施設に関わる全ての人々が共に成長していく姿を想像したら、ちょっとうらやましいような気もしました。
5年をかけて強固な土台を作り上げ、さらなる成長に向けて、一歩踏み出したマイホームはるみ。
この成長の雰囲気を感じてみたいと思ったら、施設を訪れてみると良いかもしれません。
複合型施設としての未来のあるべき姿を目指して、すでに成長を始めている人達と出会うことができると思います。
社会福祉法奉優会 特別養護老人ホーム マイホームはるみ
勤務地
〒104-0053
東京都中央区晴海1丁目5-1
交通アクセス
都営大江戸線/東京メトロ有楽町線 月島駅 徒歩8分
都営大江戸線 勝どき駅 徒歩10分
募集職種
①看護師
②介護職員
雇用形態
①正社員、パート
②正社員、パート
仕事内容
①特別養護老人ホームでの看護業務全般
②特別養護老人ホームでの介護業務全般
給与
①正職員:月給300,000円~313,500円
パート:時給1,600円~2,000円
②正職員:月給 205,000円~280,000円
パート:時給:1,100円~1,370円
勤務時間
①[1]7:30~16:30 [2]9:00~18:00 [3]16:30~9:30
②[1]7:00~16:00 [2]8:00~17:00 [3]11:00~20:00 [4]13:00~22:00
[5]21:45~翌7:15
休日休暇
月10休、夏季休暇、慶弔休暇、年間休日122日
待遇・福利厚生
家族手当、役職手当、資格取得支援制度、社員登用制度、退職金制度、インセンティブ制度
各種サークル活動あり、制服貸与、昇給あり、賞与あり、社会保険完備、育休・育児制度
介護休業、介護休暇・看護休暇、短時間勤務制度
定年
正職員:65歳
パート:65歳
応募資格
①看護師免許をお持ちの方
②無資格可。初任者研修、又はヘルパー2級以上の介護資格をお持ちの方尚可
募集期間
~2023/10/31
採用予定人数
① 1名
② 2名
選考プロセス
まずは下記「問い合わせ・応募する」ボタンよりご連絡ください
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書類選考
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面接
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採用
・選考プロセスは変更になる可能性があります。
・不採用理由についての問い合わせにはお答えできませんのでご了承ください。
その他
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社会福祉法人奉優会
特別養護老人ホーム マイホームはるみ