互いを応援しあうような
上司や仲間との信頼関係
【ロイヤルレジデンス入間】
ロイヤルレジデンス入間に一歩入ったときに感じた温かいイメージ。
それは、施設で働く人たちが互いを応援しあう環境から生まれたものでした。
その思いや行動は、まずチームの力になり、提供するケアの品質が向上します。
その「つながり」がいたるところで発生することで、やがては施設全体を温かく包み込む「雰囲気」へと成長していたのでした。
施設に訪問看護ステーションが併設されたサービス付き高齢者向け住宅ではどのような働き方があるのか、ひとつの形を見つけることができました。
入間市駅の南口からバスに乗り、終点の二本木地蔵前で降りて歩くこと約10分。
閑静な住宅街が広がる地区の中をしばらく進むとロイヤルレジデンス入間が見えてきます。
2019年に開設したため、新しくきれいな外観。
中に入っても、清潔できれいな佇まい。
案内され、最初にお会いしたのは、笑顔が素敵な介護福祉士の小森さんです。
子どもの頃からの夢が介護士だったと話す小森さん。
一体、どうしてこの道を目指すことにしたのでしょうか。
「きっかけは、母が介護の仕事をしていたことです」
「大変なこともあるけど、それ以上に喜びもあるんだよといつも話していました。
表情や話し方から、とても充実していることが子どもの私にも分かり、いつしか憧れの職業になっていたのです」
憧れで終わらせず、具体的な将来の夢になったのは中学生の時。
授業の一環で高齢者施設を訪問し、クリスマス会を体験したことで介護士を目指すことを心に決めたそうです。
高校を卒業後、専門学校に通って介護福祉士の資格を取得。
小森さんは念願だった介護の仕事を始めました。
初めて就職したのは特別養護老人ホーム。
以後、9年かけて病院やデイサービスでも働いてきたそうです。
「ひとつのところで長く勤めることも大切だと思うのですが、それと同じくらい幅広い経験も必要と思います」
「介護職の中でまだ知らないことを経験したい。
そう考えて動いてきた結果、この職歴になりました」
成長を求めて職場を変えてきた小森さん。
では、ロイヤルレジデンス入間も同じく経験を増やすために入社したのでしょうか。
「サービス付き高齢者住宅という職場も、新しい施設の立ち上げも経験したことがなかったので、働いてみたいと思いました。
また下の子どもがまだ4歳だったこともあり、近所でパート勤務をできるということも大きな決め手になりました」
女性ならではのライフステージ、出産。
そして、夫婦が共に取り組む子育て。
小森さんは、一度、大好きだった介護の道から離れざるをえなかったそうです。
それから5年。
ついに働き始めようと思ったときに、小森さんは悩みました。
介護の道に戻りたい。
でも、子どもが幼いうちは保育園の送り迎えや、急な発熱などで仕事に穴をあけてしまう。
それが許される仕事を探すしかない。
いったんはそう思ったものの、介護職に復帰したいのが本音。
そんなときに自宅の近くにオープンしたのが、ロイヤルレジデンス入間でした。
「この前、急に熱でお休みしますと心を痛めながら伝えたら、誰もが通る道だからと温かく言ってもらえました。
とても働きやすい環境ですし、その分、職場に恩返ししたいと、日々がんばっています」
仲間との有機的なつながりは、仕事中にもよく感じると、小森さん。
働く人が何でも相談し合える環境があるため分からないことがあっても、
聞いてはいけないという雰囲気にはならないそうです。
入職したばかりの頃も、先に働いていた人にいろいろ質問したとのこと。
そんな小森さんが好きな業務は
注意点も多く、重労働でもある入浴介助。
一体、どこに魅力を感じたのでしょうか。
「週に2回の入浴を心待ちにしている人が多くいます。私は人の役に立ちたいと願うタイプ」
「入浴介助業務はとても喜んでくれるので、充実感や達成感が大きい仕事です。
また、お風呂でお話すると、会話が自然と弾むことも大好きな理由です」
話をしっかりと聞き、積極的に笑顔で話す小森さんには、
介護の現場は会話が何よりも大切と確信したエピソードがありました。
「101歳の女性で、普段は表情が固い方がおられました。お話もご本人からは滅多にされません。
でも、ある日、どんな仕事をされていたのか尋ねてみました。
『学校の先生よ。こんな歌を歌ったりしてたのよ。子どもが大好きなの。』
と思い出を話す中でどんどん表情が明るくなり、いつもよりもはっきりと喋られました」
介護士歴9年、中堅ともいえる小森さんですが、この体験はあらためてコミュニケーションの大切さを知ることになったそうです。
最後に、介護の現場でつらかったことはないか尋ねてみました。
大好きな仕事だから、「ない」と話す小森さん。
でも、苦労することはあるそうです。
「いつも試行錯誤するのが、介護拒否の方への対応です。最近では80代男性の入居者様。
トイレや食事も要介助なのですが、すべてにイヤだとおっしゃられていました」
解決へと導いたのは、それでもこつこつと声をかけ、チームでケアを続けるという積み上げでした。
「明日忘れちゃうかもしれないけれど、とにかく顔を覚えてもらおうとチームで声を掛け続けました」
「するとある日、表情がぱっと変わった瞬間があり、受け入れてもらえるようになりました。
何がきっかけか今でも確定はできませんが、とにかくチーム一丸となってこつこつと積み上げることが大切と気付かされました」
「あなたでよかった」という言葉をもらった時に、とてもうれしかったと話す小森さん。
これからも、たくさんの「ありがとう」が彼女の周辺に生まれていくことは間違いなさそうです。
同じく、これまでの経験をさらに活かすためにロイヤルレジデンス入間を選んだのが、看護師として働く小渕さんです。
かつては営業職や工員として働いたものの介護職の母親から、
「手に職があった方がよい」
とアドバイスを受け一念発起。
准看護師の資格を取得後、内科病棟、認知症病棟、精神科病棟と職域を広げていく中で、正看護師の資格を取得したそうです。
「最初は急性期の内科病棟で働き、基本となる実技を学びました。
救急対応もしていたので、とてもハードな職場でしたが、いま考えるとかなり鍛えられる環境だったと思います」
看護師になって7年。
ひととおりのことができるようになった小渕さんは次のステップを目指しました。
せっかくの資格だから病棟以外も経験したいと、訪問看護の領域に興味を持たれたそうです。
仕事を探す中で出会ったのが、ロイヤルレジデンス入間。
新設だったので、心機一転、新しい環境でスタートするには最適だと考えました。
「訪問看護というと、車で利用者様のお宅を訪問するイメージですが、ここは事情が異なります」
「施設併設で専任なので、移動は基本的にありません。
また収入の面からも、訪問看護なのに夜勤があるとのことで、転職したいと思うようになりました」
無事に合格し、ロイヤルレジデンス入間に転職した小渕さん。
初めての施設での仕事に難しさはなかったのでしょうか。
「これまでも、対人(たいひと)が大切な病棟を経験してきましたが、介護施設も同じく人と向き合うことが最も大切な場所です。」
「その上で、知識も技術もいろいろ勉強する必要がありましたが、それこそがまさに看護師のやりがい。
もちろん、施設ならではの仕事の進め方があるので、そこは経験を持つ先輩たちに教えてもらいました」
ロイヤルレジデンス入間は、まだ若い施設。
さまざまな経歴を持つ人たちが集まっているため、お互いの知らない領域を教え合うということが自然と行われているそうです。
聞けば、男性看護師は小渕さん一人とのこと。
まだまだ女性の比率が高い状況ですが、その点でも難しさはなかったのでしょうか。
「男性が珍しいということは、看護師になって初期の頃にクリアしています。
女性ばかりの職場よりも、男性が一人でもいてくれた方がギクシャクしなくて嬉しいと話してくれる同僚が何人もいました」
「いまでは力が必要な業務でさりげなく手伝うなど、私だからできることを影ながら積極的に行うことで、チームに貢献できればと実践しています」
ただ、介護の現場では男性NGという入居者の方もまれにいます。
その点での困難はなかったのでしょうか。
「60代の女性の方で、女性に介護してほしいと話していた方がおられました。
でも、夜勤のシフトは一人体制。もちろん私が担当の日もあります」
「当初はどうして男性がいるのだと言われたこともありますが、ただただ愚直に自分の仕事ぶりを見てもらい、他の看護師よりもあなたと向き合いますと行動を続け、いまではすべてを任せてもらえるようになりました」
人は相手から拒否されると、次の機会で二の足を踏んでしまいます。
だからこそ、あえて積極的に話しかけるという小渕さん。
その精神は、急性期で救急対応もしている病棟で鍛えられたものでした。
「本当にダメだとなるまでは、コミュニケーションを多めに取ります」
「声掛けのようなことは、失敗の痛みよりも成功体験の方が大きい。
間を開けたり、信頼されている人と一緒に訪問したり、いろいろと工夫すること自体が楽しいです」
地に足を付けた看護から、自らを成長させ続けている小渕さん。
現在、興味があるのはマネージメント領域とのことです。
「もちろん現場が好きでこの仕事をしていますが、明確なステップアップとして管理職への憧れもあります。
そう考えられるのは、働く環境がしっかりと整えられているから」
「給与水準、休日の取得、雑務の少なさ、どれを取っても周辺では高いレベル。
上司や施設長に何でも相談しやすいという場所を見つけたから、そう考えるようになったのだと思います」
何よりも「対人(たいひと)」の姿勢が大切で、
入居者に対しても、スタッフ間でも、
心の波長が合ったと思える時が一番うれしいと話す小渕さん。
職場内に流れる、互いを思いやり応援し合う雰囲気をさらに良いものにしていきたいと語ってくれました。
小森さんも、小渕さんも、共通して話してくれたのは風通しが良い上に、トップダウンではなくボトムアップ型の組織ということ。
横のつながりはもちろん、縦の関係でもしっかりと話を聞き、応援してくれる職場。
理由は一体どこにあるのでしょう。
施設長の寺田さんにお話を伺いました。
「20年ほど前から介護業界に入り、現場からの叩き上げで施設長になりました。私が現場で働いていた頃に感じていたことを改善していきたい。それが組織改革の第一歩でした」
介護業界に入った頃の寺田さんが感じていたのは、経営陣と現場がバラバラということでした。
トップダウンで現場の状況を見ていないような指示が出ることも多く、疲弊や不満がたまり辞めていく同僚を何人も見ていたのです。
それは寺田さんの職場だけではなく、当時の介護業界を覆う風潮でもありました。
原因は何かを考えた時、寺田さんには理由が明確に見えたそうです。
「相手の話をしっかりと聞いていない組織だからだ」
看護・介護の業界だけではなく、世の中の転職理由の最たるものは人間関係。
たとえ好きな仕事でも、基本の「聞く」「話し合う」ということができない職場にいると、ストレスを感じて離職する人がたくさんいます。
ロイヤルレジデンス入間の施設長になった寺田さんは、すべてのスタッフと3~4日ごとに話をすることを始めました。
「ロイヤル・グループには『人に優しい事業所・サービス』という理念があります」
「そもそもこの共有すらできていませんでした。根っこのところをしっかりと共有することで、互いを思いやれると考えたのです」
「求職者さんに対しても、それぞれの希望を私が率先して聞くということを徹底しています」
施設長として、聞き、話し、受け止め、良いものは採用する。
その繰り返しによって、小森さんや小渕さんが話してくれた、働きやすい環境が整っていきました。
「前職は旅行業界で営業をしていたから、『聞く』ということが大切と気付けたのかもしれません」
「求職されるということは前職場があるわけで、その経験を大きく活かせるように話を聞いて配慮しますし、何よりも話しやすい雰囲気づくりを推進しています」
たとえば、ロイヤル・グループにある資格取得制度。
初任者研修、実務者研修、介護福祉士、ケアマネージャーなど、がんばって取得したい資格がある人は費用の半額を会社が持ってくれるものです。
スタッフと話していく中で、寺田さんが気付いたことは
資格に興味があるけれども、お金がかかってしまうことに悩む人が多いということ。
また、お金がネックということを自らは誰も話さないということでした。
しかも、制度のことを知らない人がほとんどだったそうです。
お互いに何度も話し合っていなければ、素直な心情は話しにくいもの。
まずは施設長から積極的に話しかけることを積み重ねて、組織全体にコミュニケーションの密度を高めていたのでした。
心とコミュニケーションの垣根が取り払われたロイヤルレジデンス入間では、スタッフたちが自分らしく、仲間と助け合って仕事を進めています。
それでは、新しく入ってくるスタッフに、どのようなことを期待しているのでしょうか。
面接もすべて行うという寺田さんに聞いてみました。
「仕事という理解があり、仲間意識がある方。コミュニケーションがほとんどともいえる職業です」
「たとえば時間の区切り方。忙しいと『ごめんなさい、ちょっと時間がないので』と言ってしまう施設は多いはず。
でも、うちの場合、このケースは『聞く』ことが正解です」
「より良いサービスは、会話があってこそ。
そこに注力しているスタッフをフォローすることが、真の仲間同士の支え合いではないでしょうか」
ロイヤル・グループの基本的な考え方は、「ここで一生涯のお世話をさせていただく」というもの。
そこにコミュニケーションという有機的な行為を掛け合わせることで、より家庭に近い雰囲気を出していくことが現在の目標とのことです。
「スタッフの思いと私の思いがどこで調和し、一体化していくか」
「それが実現すれば、必ずや入居者様やご家族様とも一体感が生まれてくるはずです」
「そのひとつの連動が、ふたつめの連動を生む。そして、施設全体がよくなっていく。
そのために大切にしていることは、『時間』の概念です」
当然ながら、入居者は高齢の方々。
残りの人生に思いを馳せると、入居者の日々のくらしがいかに大切なものかを気付かされます。
「私はスタッフに、時間を大切にしてほしいと話しています。
それは入居者様に対しても、自らに対しても」
「目標があるなら、そのための時間をつくって、到達するまでのプロセスを築かなくてはなりません。
入居者様の時間を大切にするためにも、各スタッフの時間への配慮と意識付けを徹底しています」
実はすでに通常規模の人員は確保できていると話す寺田さん。
介護職員、看護職員ともに採用をするのは、この『時間』を大切にするため。
入居者に対しては、手厚いサービスを。
スタッフに対しては、もっと目指す自分になれるように。
「一緒に働くのですから、私にできる限りの応援をしますよ」
と話す寺田さん。
この互いを応援し合う環境で、自分らしい介護と看護の在り方と出会うのは、ひょっとすると、あなたなのかもしれません。
株式会社社会福祉総合研究所 ロイヤルレジデンス入間
勤務地
〒358-0033
埼玉県入間市狭山台2丁目2番17
交通アクセス
西武池袋線 入間市駅 西武バス『入間市博物館』行で終点下車後、徒歩11分
募集職種
①看護師、准看護師
②介護福祉士・ヘルパー2級・介護職員基礎研修資格
雇用形態
正職員
※非常勤職員随時募集しています。
仕事内容
①サービス付き高齢者向け住宅に併設の訪問看護ステーションでのお仕事です。
・健康管理
・バイタル測定
・入浴後の処置
・記録資料の作成
医療度が高い方も入居しており看護のご経験を十分に活かせます。また、看護に加えて介護のスキルを伸ばしたい人には最適の職場です。
②ご入居者様が安心・安全に日常生活を送って頂けるよう支援する業務です。
・身体介護(食事・入浴・排せつ等)
・生活支援(掃除・洗濯等)
・レクやイベントの参加
給与
①【正看護師】月額300,000円、夜勤手当:10,000円/回
②【准看護師】月給280,000円、夜勤手当:10,000円/回
②【介護職員】月額230,000円、(介護福祉士資格手当5,000円および夜勤4回分含む ※夜勤5,000円/回)
勤務時間
①【シフト制】9:00〜18:00(休憩60分) 17:30〜翌9:30(休憩180分)
②【シフト制】7:00〜16:00(休憩60分)、9:00〜18:00(休憩60分)、11:00〜20:00(休憩60分)、17:00〜翌9:00(休憩180分)
休日休暇
週休二日制(年間休日116日)、夏期特別休暇3日、冬季特別休暇6日、慶弔休暇、産前産後休暇
待遇・福利厚生
・交通費支給(上限50,000円)
・賞与年2回(昨年度実績2.0ヶ月)
・昇給年1回
・社会保険完備(健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労働保険)
・食事補助あり(朝:150円 昼:290円 夕:290円)
・マイカー通勤可(無料駐車場あり/ガソリン代支給)
・退職金制度あり(勤続3年以上)
・定期健康診断、予防接種
・資格支援制度
定年
定年 60歳(再雇用制度65歳)
応募資格
①看護師免許または准看護師免許をお持ちの方
②介護福祉士・ヘルパー1級資格をお持ちの方
※非常勤職員も随時募集しています。
募集期間
~2023/10/31
採用予定人数
① 3名
② 2名
選考プロセス
まずは下記「問い合わせ・応募する」ボタンよりご連絡ください
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書類選考
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・選考プロセスは変更になる可能性があります。
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