訪問看護で、
ひとつでも 不可能を可能に
【リライフ中山】

真摯に仕事に向き合っていると「いつかは挑戦してみたい」ことに出会います。
未経験の領域へのチャレンジは自らの可能性を広げてくれるもの。
医療業界の中でも「いつかは在宅の領域に」と考える看護師はおそらく、たくさんいることでしょう。

今回は、訪問看護業務が未経験にもかかわらず管理者として訪問看護の拠点を立ち上げた、リライフ中山の小池美佐さんにお話を伺います。

一体、どのようにして、「ポジティブで仲が良く、仕事を楽しめる」環境を作り上げていったのでしょうか。

株式会社の訪問看護師になって感じたこと。

JR横浜線の中山駅を降り、北へ徒歩約3分。
小さな繁華街を抜けた一角にリライフ中山があります。
訪れてみると、新型コロナウイルス感染症対策で入り口が開いていました。

思い切って「こんにちは!」と声をかけてみると、「はーい、どうぞ」という声。女性スタッフに招かれて中に入ると、「こんにちは!」というたくさんの元気な声が出迎えてくれました。
なんだか、元気をもらった気分になります。

どうやらお昼休みで、スタッフのみなさんが仲良くお弁当を食べていたのでした。

ほどなくして、「よろしくお願いします」と登場したのは、訪問看護師でもあり、管理者でもある小池美佐さん。
キャリアを積んでいく中で、かねてから目標としていた訪問看護師になり、リライフ中山の立ち上げに携わったそうです。

「偶然、友人のつながりから訪問看護ステーションの立ち上げに参加しないかと声をかけていただきました。
ちょうど、環境を変えて仕事に打ち込みたいと思っていた時だったので、思い切って飛び込みましたが、最初の2年ほどは大変でしたね」

訪問看護師の仕事も、横浜市内に住むことも初めてだった小池さん。
一体、どのようにして業務の経験を積んでいったのでしょうか。

「オープン前にアルバイトで訪問関係の仕事をいくつか経験しました。
立ち上げが目の前だったので、それはもう一生懸命に(笑)。
オープンしてからも、とにかく実践の場で学ぼうと必死でした。
あの頃の自分をほめてあげたいぐらい短期集中で頑張った時期でした」

業務に慣れることも大変だったそうですが、小池さんが最も苦労したのは、経営者の社長との折り合いだったとのこと。
仕事が終わったら、社長と近所のラーメン屋で話し込む日々。
それでも、前に進むことができた理由は何だったのでしょう。

「社長は別分野の会社員の経験、私は病院の経験しかありませんでした。
病院は専門領域に特化して頑張ればよいクローズな空間。
でも、訪問看護ステーションは地域に対しても、ご利用者様に対してもオープンな存在です。
また、株式会社として採算なども考えなければなりません。働く環境の違いに慣れることがスタート地点でした」

対して社長は、医療従事者の働いてきた環境についての情報が少なく、会社員の考え方をベースに小池さんたちと接したそうです。
その擦り合わせを一手に担ったのが、管理者の小池さんでした。

「とはいっても、地域のため、ご利用者さまのためという根底の思いと目標はガッチリと共有できていました。
だからこそ、育ってきた環境が違う者同士で理想のプロセスを手探りしていたのです」

2016年1月の立ち上げからしばらくは苦しい助走期間でしたが、無事、地域に必要な拠点として根を張ることができたそうです。

父親との思い出が、私の原点。

看護師には子どもの頃からなりたかったと話す小池さん。聞けば、看護師の親戚がいて影響を受けたそうですが、最大の理由は脳腫瘍で亡くなった父親の闘病だったそうです。

「小6の時に父の病気が発覚して半身不随になり、中3で亡くなりました。
20年以上前ですから、まだ介護保険や訪問看護が充実していなかった時代。
大人でも子どもでもない思春期の中、何もできなかったという悔いが残りました。
自分が看護師だったら、何かできたかもしれないという思いがすべての原点です」

これまで小池さんは、大学病院や総合病院で、急性期、慢性期の両方を経験。
その中でも、特に血液内科での経験は、小池さんを訪問看護の道に導くひとつのきっかけになったそうです。

「血液内科で6年間勤務しましたが、患者様は慢性疾患を繰り返していました。
だいたい3年で亡くなる人がほとんどですが、入退院を繰り返す中で、今は帰れたのではないか?という機会が点々とあったのです」

病院は判断に責任が生じるため、どうしても安全策を取ります。
でも、小池さんがいま、訪問看護の側に身を置いて感じたのは、「帰れるタイミングがあれば帰っても良いのではないか」ということでした。

「時代もそのような流れになっていますが、これまで不可能だった在宅を可能にできるような存在でありたいと考えています。
病棟では送り出す側でしたが、いま迎える側になって、可能だと感じるタイミングはとても多いですね」

そんな小池さんが、大切にしている指針は、「残された家族にとって、少しでも良い思い出になってほしい」というもの。
小池さん自身の原体験のように、後悔の念はなくなりませんが、「よくやりきったね」という未来があってほしいとのことでした。

ポジティブ思考と温かい気持ちの輪。

お話を伺っていると、お昼休みが終わりに近付いてきました。そこで、何か閃いた小池さん。

なんと、「せっかくみんなが揃っている珍しいタイミングなので、記念にみんなの写真を撮ってくれませんか?」という驚きのお願いが。
もちろんOKですと答えると、「みんな、写真を撮ろうよ!来て来て~」と明るく声をかけていました。
笑顔で集まるメンバーたち。誘い合わせるように集まってくるスタッフのみなさんを見ると、厚い信頼関係が育んだ仲の良さが感じられます。

パチリと写真を撮ると、次は元気な手を挙げるようなポーズで撮影。
このポジティブで仲が良い環境は、一体どこから生まれてきたのでしょう。

「いまいるスタッフたち本来の気質にとても支えられていますが、私自身もポジティブに考えて行動し、ステーション内を良い雰囲気にと考えています」

最後に小池さんに、リライフ中山で働くことで、どんなことを実現できるかについて伺いました。

「リライフ中山は、看護とリハのステーションです。
つまり、両方が必要か、両方を視野に入れたご利用者様がほとんど。
看護師の専門性を持ちながら、リハの視点を養えることは他にはないメリットだと思います。
あとは、何よりも訪問をやりたいという気持ちですね。
それさえあれば、仲間ともご利用者様とも、温かくつながっていけるので」

利用者の病気が良くなることも、
人生の卒業へ向かうこともある、訪問看護の現場。
だからこそ、ダイレクトに声を聞けるやりがいが待っています。

人と人の結びつきを大切に、
ポジティブな笑顔の輪を広げているリライフ中山で、
あなたの看護経験が、きっと花開くのではないでしょうか。

*******プロフィール*******
小池 美佐
こいけ みさ|株式会社フューチャーワン リライフ中山 施設管理者
埼玉県出身。看護師として、大学病院および総合病院で、急性期と慢性期の看護業務に従事。
血液内科、総合内科、整形外科、外科などを経験。
2016年1月より、リライフ中山の立ち上げに管理者として参画。
趣味はスノーボードやキャンプなど。横浜のお気に入りスポットは四季の森。
リライフ中山の責任者として、看護とリハビリの双方を軸とする訪問サービスを提供している。
********************

 


リライフ中山

勤務地
訪問看護リハビリステーション リライフ中山
〒226-0019 横浜市緑区中山1-9-2 和知ビル2F

交通アクセス
JR横浜線/横浜市営地下鉄グリーンライン 徒歩3分

募集職種
正看護師

雇用形態
①常勤
②パート

試用期間
①②共通
試用期間3ヶ月

仕事内容
①②共通
①②共通
訪問看護業務
・健康状態の観察(バイタルチェックなど)
・療養上のお世話(各種介助、清拭、手足浴など)
・医療処置(点滴、注射、血糖値測定、吸引、CAPD管理、褥瘡予防)
・医療機器の管理(呼吸器管理など)
・終末期看護
・簡単なリハビリなど
書類作成業務
関係各機関への連絡業務、管理者への報告業務
各種会議、カンファレンス等への出席

給与
※給与額は経験年数・勤務実績などを考慮して決定いたします。
①月給300,000円〜
月80件以上で4000円/1件(60分)のインセンティブ制
②時給2,000円~、または件数制
【別途支給手当】
時間外手当
通勤手当:全額支給

勤務時間
①9:00〜18:00(休憩60分)
②9:00~18:00の営業時間内で4時間程度~

休日休暇
①②共通
週休2日制(年間休日120日以上)
土曜・日曜・祝日
年末年始休暇
年次有給休暇(労働基準法に準ずる)
慶弔休暇
産休・育休取得実績あり

待遇・福利厚生
①②共通
賞与:年2回(件数連動性)
昇給:年1回(2年目〜)
各種社会保険完備
マイカー通勤可能(駐車場代無料)
通勤手当あり(全額支給)
制服貸与

定年
①②共通
定年66歳(再雇用なし)

応募資格
①②共通
・正看護師(訪問看護未経験者歓迎!)
・普通自動車免許(AT限定可)

募集期間
~2023/10/31
※時期先の就職をお考えの方も相談可能ですので、お気軽にご相談ください。

選考プロセス
まずは下記「問い合わせ・応募する」ボタンよりご連絡ください
お電話でのご応募やお問合せ、施設見学も受け付けております。
TEL:045-482-4588(受付/平日9:00~18:00)
担当:小池
【面接地】
訪問看護リハビリステーション リライフ中山

■お伝えしたいこと
私たち「訪問看護リハビリステーションリライフ中山」は、横浜市緑区を中心に住み慣れたご自宅で大切なご家族と暮らせるようお手伝いをしている、看護とリハビリが可能な訪問看護リハビリステーションです。利用者様の「人」としての尊厳を大切にしながら、日々業務に励んでおります。自分の成長も楽しみながら一緒に働いてくださる、臨床経験3年以上の看護師の方を募集いたします。

その他
よろしければこちらもご覧ください。
株式会社フューチャーワンHP
リライフ中山Instagram